手帳

余白の大切さと難しさ

ようこ
ようこ
昨年末から、余白が大切だと考えるようになりました

毎日、やりたいこと・やるべきことに追われながら走り抜けているあなたへ。
何かのヒントになればうれしいです。

余白とは?

余白とは何でしょうか。
辞書にはこのように書いてあります。

字や絵などが書いてある紙面で、何も記されないで白く残っている部分。

そこから転じて、
「やること・やるべきことに埋め尽くされていない時間や思考」とわたしは捉えています。

余白の大切さ

余白は、新しい価値を生み出す土壌になります。

余白を戦略として大切にする企業もあります。
Googleには、時間の20%を現在の業務以外の事に使って良いというルールがあるそうです。
ここから、GmailやGoogle AdWordsなどの革新的なサービスが生まれたのだとか。

スケジュールは、隙間なく埋めてしまいがちです。
一見ムダがないようにも見えますが、とても危険。
次の予定の準備をしたり、前の出来事を振り返ってまとめたり、そもそも予定の合間に休憩してリフレッシュするためには、余白の時間が必要です。
隙間のないスケジュールだと、前の予定の遅れが次の予定に玉突き衝突を起こします。

余白があれば、少々のスケジュールの変更にも余裕をもって対応することができます。

頭の中も、目の前のことに集中しすぎると、視界がとても狭くなります。
やるべきことに追われ、必死にタスクをこなしている毎日。
でも落ち着いて考えてみたら、そもそもそのタスクが必要なかった、なんてことも起こります。

余白があると、少し先の未来について考えることができるようになります。多分。

余白の難しさ

余白は大切だなあと思うわけですが、それを取るのが難しい。

仕事、育児、家事、趣味など、やることに追われる日々。
そして、わたしはストレングスファインダー上位5資質に、学習欲と最上志向を持っています。
放っておくと、あれもこれも興味を持ち、どうしたらもっと良くできるか?とひたすら作業をしていたりします。

ようこ
ようこ
余白とは正反対の性格なのです

 

余白の大切さを感じたきっかけ

週休3日制にしてみたら

わたしは普段、平日は仕事と朝活で自分軸手帳の活動、週末は家族のための時間にしています。
少ない持ち時間にやりたいこと全てを詰め込んでいるので、いつもギチギチのぎゅうぎゅうです。やりたいことは色々あるけれど、諦めていることも沢山あります。

2020年12月、わたしは余った有給休暇を消化するために毎週金曜を休みにしました。
もともとの週末に加え、平日に自分だけの休みが1日できました。

すると、やりたかったけど、先送りにしていたことに次々着手できたのです。

  • 家計管理
  • 資産運用の組み換え
  • 経費精算
  • SNSの戦略立て
  • 家族のアルバム作り
  • 人と話す(友人と雑談会、夫とデート)
ようこ
ようこ
あら、なんて気分がいいの!!!  

あまりに気分がよかったので、2021年は天引きで余白を入れようと決意しました。

  • 週1回、2時間の余白
  • 月1回、1日の余白(自分のための有休休暇)

目標にも余白を仕込む

わたしはもともと、目標を数字に落とし込むのが好きでした。
いわゆる「SMARTな目標」というものです。

目標設定の5つのポイント「SMART」とは?

Specific(具体的に)
Measurable(測定可能な)
Achievable(達成可能な)
Related(経営目標に関連した)
Time-bound(時間制約がある)

Globis知見録より

でも、SMARTに落とし込める目標は、「自分が見えている世界」だけになりがちだとも感じます。

2020年の目標を立てるとき、SMARTな目標設定をしたら、「未来が見えちゃう」感じがしました。
そこで物足りなさを感じて、玉手箱目標を仕込みました。何が起きるかは分からないけれど、方向性だけを決めて、具体的な行動はアンテナに任せることにしてみました。

・会社をつくる
夫婦ライフワークを深める箱(CMO、手帳)
好きで稼ぐが当たり前の家(5年後の夢)

その結果、目標設定時にはまったく予想もしていなかったことが起きました。
オンラインコミュニティ「はろこみ」にて、自分軸手帳の制作に携わることになったのです。

このため、目標にも余白があるといいなぁ、と最近では考えるようになりました。

未来は予測不可能です。
今の自分が見えている世界だけでガチガチに決めず、アンテナが導いてくれる余白を入れると良いと思っています。

じゃあ、余白はどうやって作るのか

時間の管理とお金の管理はよく似ている

余白が大事なのはわかってる。
余白を作れない性格なのも分かってる。

そこで、2021年1月の月間テーマを「余白を作る1か月」にしました。

余白を作るために、やってみたのがこちら。

  • ルーティンを見直して、やめるものを決める
  • 週1回2時間、強制的に余白の時間を作る
  • やめる時間術 読書会を開催(3月開催にずれました)
  • 余白についてのブログを書く

結論としては、週1回2時間、強制的に余白の時間を作るが最も有効でした。

お金の管理も同じですが、「余ったら貯めよう」と思ってもまず余りません。
でも最初から天引きしてしまうと、意外と困らないのです。
持っている分だけでやりくりするようになります。そして貯まります。

時間も同じで、時間があったらやりたいことはいくらでもあります。
でも、天引きした「余白の時間」には、普段のやりたいこと・やるべきことをやりません。

ようこ
ようこ
やりません、というか我慢してますって感じですけど 

手帳で余白時間を見える化

週のはじめに手帳に「余白」と書き込みます。

これをして良かったことは、いくつかあります。

  • 頭の中で決意するだけでなく、手書きすることで心に刻まれる
  • 手帳に書いた文字が「余白だよ!!」と教えてくれる
  • 週はじめから、「余白の時間」に意識が向く。何をしようかな?とワクワクする
  • 余白に何をしたか書くことで、「余白取ってよかった~~」と自己効力感が上がる

 

余白を作って良かったこと

余白の時間にやったこと

わたしは1月に4回余白の時間を取りました。
その時間でやったのは、こちら。

  • 2020年の家計チェック
  • 2021年の資産運用の資金繰りと入金
  • 未精算の経費精算
  • 2021年の目標設定
  • 2021年のビジョンマップ作成
  • ブログ3記事
ようこ
ようこ
普段、お金関連に手が回っていないことが明らかに・・・・・ 

余白から、本当にやりたいことが見えてくる

1か月余白の時間を取ったことで気づいたことがあります。
逆説的なようですが、余白の時間にやったことが、本当にやりたいことでした。

わたしの大きな欠点の一つが、目の前のことに溺れがちということ。
タスクに集中しすぎたり、思いつきで仕事に着手して、必要以上に時間を使ってしまいがちで、大局観を見失いがちです。

なので仕事では、俯瞰-分解-作業というフレームワークを大事にしています。
そもそも何をすべきかを考えて、無心に作業できるにまでタスクに分解し、あとは集中して作業するようにすると、多少はうまく回ります。

これを仕事以外にも持ち込んで、余白の時間には、2020年を振り返ったり、2021年の目標や夢を考えたりしていました。
これは、俯瞰にあたる時間を取りたかったんだな!ということがよく分かりました。

こんなブログを書きつつも、自然体にしていたら余白を持てない性格です。
なので、2021年は余白を持てる仕組みを作っていこうと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

ようこ
ようこ
手帳についてTwitter @Yoko_and_note でもつぶやいています