こんにちは、ようこ@手帳部です。
わたしは手帳をスケジュール管理ではなく、目標実現のツールとして使っています。
この記事では、手帳で目標実現をする4つのステップと効果をご紹介しますね。
目次
目標設定 4つのステップ
ステップはこの4つ。詳しくは下の項で説明しますね!
ビジョン設定でふわっと夢を広げ、重要な夢に〆切を与えて目標にします。
目標を、月、週、日の行動に落とし込み、行動を管理します。
そして月1などで振り返る。この繰り返しを手帳で行います。
- ビジョン設定
- 目標設定
- 行動設定
- 振り返り
目標設定の効果
アンテナを立て、引き寄せる
「やりたいな~」から、「どうやって実現するか?」に思考が変わります。
例えば我が家は、2019年頭に「キャンプに年6回行きたい!」と目標を立てました。
2018年のキャンプは0回。まさしく、「やりたいな~」で終わっていたのです。
背伸びした目標を立てたら、どうやって実現するか?
夫婦でキャンプの会話が増え、友達にも「今年は6回キャンプに行くの」と話していたら、あちこちからキャンプ情報が飛び込んできて、会社でキャンプ部ができたり、友人がアウトドア部を作ったり、急にいろんなものが集まりだしました。
自分の欲しい情報が急に集まりだすことを、引き寄せと呼びます。
でもこれ、不思議でもなんでもなくて、アンテナの効果なのですよね。
妊娠したら街で妊婦さんを急にたくさん見かけるようになった。
車を買おうと思ったら、欲しい車種が走っているのをよく目にするようになった。
というのと、一緒です。
自分で人生をデザインできるようになる
未来が、行き当たりばったりの遭遇ではなく、予定に変わります。
わたし達の人生はほんとうに忙しいです。
仕事、育児、家事、色々な緊急なことに追われ、押し流されるように過ぎていきます。
こうあるべきという誰かの価値観や、眩しく見えるロールモデル、いわゆる他人軸になってしまうことも多々あります。
そんな中、ビジョンや目標を考えるのって、自分の内面に向き合う作業なんです。
現在の延長ではない、ありたい姿を描き、そこに近づくこと。
自分の中から出てきたビジョンや目標に近づいていくと、いつの間にか他人軸から解放されて、自分の好きを追求できて、とっても楽しいんですよね。
達成過程が自信になる
目標を実現するために毎日、毎週の行動を積み重ねる。新しい行動を始めてみる。
その過程そのものが、あなたに自信を与えてくれます。
体力をつけたいと思ってランニングを始めた。
最初は500mで息切れして、自分に自信喪失。でも2回、3回と繰り返すうちに、1㎞が2㎞、と段々成長を感じます。
比べるのは他人ではなくて過去の自分。目指すのは眩しい誰かではなく自分のありたい姿。
それをしっかりと手帳で摑まえることで、自己効力感と自尊感情が手に入ります。
蓄積を見える化するための仕掛けも、手帳の得意なところ。
また、自信は次の夢につながり、新しい扉が開きます。
体力をつけたいとランニングを始めた。
走れることが楽しくなり、マラソン大会に出たいという夢ができた。
マラソン大会で仲間同士楽しそうに走る人たちを見て、ランニングクラブに入り仲間を作れるようになった。
という感じで、ひとつの行動が、目標が、次の夢を運んでくるのです。
では1つずつ詳しく見ていきますね。
目標設定4つのステップ(詳細)
これは、私の手帳の使い方の紹介なので、この手帳でなければできないことはありません。お持ちの手帳で、どうやったら取り入れられるかな?アレンジしながら読んでいただけたらうれしいです。
ビジョン設定:夢を広げる
あったほうがいいんだろうなって思っても、どこから考えればいいの?ですよね。
そして日々の忙しさが自分を飲み込んでしまう。私もずっとそのループにいました。
目標設定系の手帳には大体、ビジョン設定のワークがついています。
有名どころは7つの習慣のフランクリンプランナー、CITTA手帳、逆算手帳でしょうか。
ここでは、わたしが使っているスタープランナーを例にご紹介します。
スタープランナーには、Open Window64というマンダラチャートが用意されています。
一般的にビジョンの軸になることの多い下記の8点が記入されており、各項目8つずつ、「こうなりたいな」とイメージを膨らませて書き込んでいきます。
作成のコツは、
- 完璧を目指さない
- 誰かの力を借りる。友人、パートナー、コーチ、手帳出版元のワーク講習会など
はじめて作るビジョンは、スタート地点に過ぎません。
自分の人生すべてをカバーするものではなくて大丈夫!
最初は、「片付いた部屋で暮らしたい」とか、「夏までに3kg痩せたい」とかで十分です。
追っていく過程で、必ずビジョン自体が進化します。だから、最初はちょっと違和感があっても、こんなもんか?60点を目指すくらいでちょうどいいです。
目標設定
ビジョン作成で思考を広げると、「なんかここ大事!」が見つかります。それが自分軸の第一歩です。
私は、健康・家族・仕事・人間関係でした。
そこを足掛かりに、具体的な目標に落としていきます。
ビジョンを目標に因数分解するのコツは、
- どういう状態になったら、そのビジョンを達成したか?言葉にする
- どんな行動を取れば、達成に近づくか?
- ビジョンと目標は、上下に整合性があるか?
私の2019年ビジョン=元気にたのしく、しあわせに、を目標に因数分解するとこうなります。
行動設定
目標を因数分解して、行動に落とし込みます。
例えば私の「健康-食事」は
- 元気に楽しく、しあわせでいたい
- 健康で、家族で楽しくて、仕事がうまくいって、良い人間関係があれば実現
- 目標:健康は、健康的な食生活から
- 行動:月間献立を作成して栄養バランスの良い自炊が続く仕組みづくりをする
- 行動:マンスリーページと毎月第3週の週ページ(実際に作成する週)に月間献立作成、と記入する
やりたいこと、やったほうがいいこと、沢山ありますよね。
でも、やりたいことをどんどんしていると、エネルギーが分散します。
いくら行動してもビジョン=ありたい姿に近づけないので、ビジョン→目標→行動の整合性をしっかり取るのがお勧めです。
振り返り
ビジョンを定め、目標に因数分解し、行動したら
定期的に振り返るのが大切!
やりっぱなしではビジョンには近づきません。
自分が積み重ねた行動を認めてあげて
ビジョンから逸れているなら修正し
軌道修正しながら、ありたい姿に近づきます。
私は、自分の大切な軸に沿って月1回振り返り、翌月に向けた行動設定をします。
手帳の不思議のひとつが、書けば叶う、です。
手帳で設定した目標、翌月に設定した行動、そのページを開かなくても大体翌月には叶っています。
これは不思議でもなんでもなく、手帳で目標を設定することで、自分の日々の大量の無意識の選択が、目標に向かうのですよね。
習慣化のために
手帳のお悩みトップ3に入るのが、継続しない!ということ。
習慣化のために、わたしは幾つか気を付けていることがあります。
ビジョン・目標設定
まずはここから。
例年、12月頭にその年の振り返りと並行して書き始めます。
でも1月を逃しても、いつ作っても良いですよ!
ビジョンを作らずに過ごすよりも、8月でも10月でも、作り始めればそれがスタートになります。
行動設定
ビジョンから因数分解した目標や行動。
1年分覚えているのは大変ですよね。頭のワーキングメモリも奪われてしまいます。
期日を決められるものは、手帳にどんどん書き込みます。
毎月月間献立を作るなら、12月まで毎月マンスリーページに書きます。
隔月に写真整理をするなら、奇数月のページに。
意志の力を使わなくても、手帳を開けばやるべきことを手帳が教えてくれます。
手帳満足ルーティン
いつ手帳を開いて、何を書く?
以前のわたしはこれを決めていなかったので、手帳を開いても満足感が薄かったんです。
いまは、手帳満足ルーティンを決めています。
- 平日は10分振り返り。今日の振り返りと週ルーティンの記入、明日の献立確認
- 週末に週振り返り。翌週に向けて週ルーティンとTodo記入
- 月末に月振り返り。週ルーティン集計、ガントチャート記入。翌月に向けて行動設定。
手帳を開くのは、平日昼休みが主。
特に月曜と金曜の昼休みは手帳タイムです。手帳だけ持ってカフェにこもります。
週末は家族時間なので、手帳を開けないこともしばしば。
毎日の振り返りは、月20日以上を目標にしています。
自分ひとりで頑張らない
わたしにとっては、これが一番大事!
孤独な手帳歴15年のわたしですが、2019年に手帳好きの友人と手帳部を作りました。
これを始めてから、手帳習慣の継続、目標の達成が一気に加速しました。
年初に一緒にビジョンや目標を作り、振り返りをオンラインチャットで共有し、月1回Zoomで振り返り会をしています。
この回があるから、振り返るモチベーションが湧きます。
仲間に共有するから、自然と振り返りに成果を書きたくなり、日々の行動が変わります。
仲間を作る、ブログやTwitterに書く、など仲間の力を借りるのはお勧めです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。