お酒が大好きで、毎日欠かさず飲んでおりました。
そんなわたしが、1か月でお酒から完全に卒業した記録です。
お酒を飲まない人にとっては、なんのこっちゃ?だと思いますが、お酒からの卒業に興味のある人のお役に立てば幸いです。お酒をその他のやめたい習慣(喫煙、ダラダラ、過食)と置き換えていただくのもアリかもしれません。
目次
お酒が大好きだったわたし
もともとお酒は大好きでした。
日没とともに「あ~飲めるぞ!」と飲み始め、当然キッチンドランカー。
晩酌は欠かさず年間366日でした。
お酒は、日々仕事や家事育児で忙しい自分の「リラックスのスイッチ」であり、「業務終了!!」の合図でした。
少なくとも、そう信じていました。
お酒を卒業するまでの道のり
「お酒は時間とお金を奪い、頭を悪くする」、無視!!
尊敬する経済評論家、勝間和代さんが常々「お酒は時間とお金が無くなり、バカになる」と説いていらっしゃいます。このため、禁酒したほうが良いことは薄々知っていましたが、全力で無視していました。
でもずっと気になっていた「禁酒」
でも心のどこかで、いつかは禁酒、少なくとも節酒しないとなぁ・・・とは思っていたのです。
1年2か月前の2020年2月、「禁酒セラピー」という本を買いました。
でも開くことができず、本棚にずっとしまっていたのです。
ジレンマを抱えながらお酒を飲んでいる自分。
この本を読んだら、変わらなくてはならなくなる気がして、開くことができませんでした。
禁酒セラピー、買いました!
役立つ情報、ありがとうございます🙆♀️禁酒なー
禁酒なーーーー
お酒は好きだし楽しいけど
ジレンマ抱えながら飲んでる自分に
モヤモヤしてたので、ありがたい🤔 https://t.co/LJPFLdvWBf— ようこ@自分軸手帳部 (@Yoko_and_note) February 6, 2020
そして訪れた習慣化チャレンジ
自分軸手帳で3月の振り返りをしているときに、ふと「4月は休肝日を設けてみようかな」と思いました。
わたしにとって、健康はとても大切。
目指したい姿は、「体力があふれ、気力がみなぎる」状態です。毎日お酒を飲んでいるのは、ちょっと違うんじゃないか・・・と感じたのです。
そこで、4月の目標に「休肝日チャレンジ」を入れ、第1週は休肝日2回、第2週は3回、第4週は4回・・と段階的に休肝日を増やしてみることにしました。
私の運営する自分軸手帳部では、不定期に「習慣化チャレンジ」を開催しています。
参加表明した部員さんたちと、習慣化したいことをリストにして、2週間報告しあうというもの。
タイミングよく4月の第1週から始まったので、休肝日を設けることを宣言しました。
結果として、この習慣化チャレンジを機に完全にお酒をやめたのです。
禁酒に成功した方法
わたしは意志薄弱で誘惑に流されやすい性格です。(みんなもそうだと思いたい💦)
そこで、次の3ステップで禁酒に立ち向かうことにしました。
Step1: 本で動機付け
まずは禁酒のメリットを理解して、やる気を高めるために、1年以上寝かせた「禁酒セラピー」をついに読み始めました。
タイトルからして胡散臭いですよね?でもこの本、すごいですよ・・・・
あらゆる例を通じて、これらのメッセージを繰り返し繰り返し伝えてきます。
- お酒にメリットはひとつもない
- お酒の効果は麻痺させるだけ
- お酒は毒
習慣化チャレンジの2週間をかけて読了しましたが、実は1週間目の途中から「もう飲まなくていいっす・・・・」とマインドが変化していきました。
Step2: 人に宣言
次に、周囲に宣言して退路を断ちます。
人は弱い生き物です。
でも自分ひとりでは挫けてしまうことも、一緒にがんばる人がいてくれたらできるのです。
ちょうどよく習慣化チャレンジが開催されたので、この場を利用しない手はない!と休肝日を宣言しました。
誰にも言っていなかったら、「休肝日は来年からでいいかな・・・・」と先送りにしていたはずです。でも、宣言した以上、やらないと格好悪いという気持ちになるので、継続することができました。
Step3: 成功体験(=メリット)を脳に刷り込む
そして最後に、習慣引力を断ち切る仕組みを作ります。
人には「いつも通りにしたい」という無意識の習慣引力があります。
これまでの習慣をやめるとき、新しい習慣を身に着けるとき、「これまでの習慣」が自分の足を引っ張るのです。この習慣引力を断ち切るために、成功体験を毎日言葉にして、自分の脳に刷り込むことにしました。
手帳に、飲まなかった日のメリットを書き出していきました。
頭の中では、「飲めなかった・・・リラックスのスイッチが・・・」という感情があるのですが、書き出してみると意外にメリットが多いことを体感します。
逆に、お酒を飲んだ日のデメリットも同様に書き出します。
こうして手書きで書き出すことで、習慣引力を断ち切り、「お酒を飲まない」という新しい習慣を身に着けることができました。
お酒をやめたら起きた変化
お酒に支配されない毎日は、ラク
これが一番大きかったです。
毎日、日没とともに「あ~飲めるぞ!」と楽しみにしているというのは、つまりお酒に支配されているということ。飲みたいけど飲めない状態がストレスになります。
それが一切なくなり、お酒について考えなくてよくなったのは、ラク!の一言に尽きます。
睡眠の質が上がった
以前は、夜中に1回は目が覚めて、そのまましばらく寝付けない・・・ということもありました。それが、お酒をやめてからパタッとなくなりました。
夜中に目が覚めることは今でも週1回ほどありますが、すぐに睡眠に戻れるので快適です。
飲酒が睡眠に悪いとは知識では知っていたのですが、やっぱりなぁ・・・と答えを突き付けられました。
お金と時間が減らない
当たり前ですが、お酒代がきれいさっぱり不要になりました。
家でのお酒はもちろん、外食時にお酒代がかからないのは非常に安上がりです。
お酒を飲んでいると、「もう少し飲んでから○○しよう」など、行動がお酒に支配されていました。まったく飲まないと、迷いなく次の行動に移れるようになったので、チリツモでずいぶん時間を失っていたのだと気づきました。
口さみしくて間食とスイーツが復活してしまった
良いことばかりではなく、ちょっと弊害もあります。
習慣化の最初の頃は、「お酒を我慢している」感覚だったので、口さみしくて間食や甘いものを食べるようになってしまいました。特にスイーツは、去年半年ほどかけて手に入れたシュガーフリーの習慣が途切れてしまったので残念です。
こちらは、お酒を飲まないことが日常になって習慣引力が働かなくなってから、改めて同じ方法(本で動機付け→人に宣言→成功体験(=メリット)を脳に刷り込む)で卒業したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!