家族

週末、小鉄と何に乗る?~子どもの「好き」を一緒に楽しむ~

ようこ
ようこ
子どもの乗り鉄「乗り小鉄」の楽しみ方をご紹介します 

我が家の次男は乗り物大好き。
赤ちゃんの頃からバス、電車が大好きでした。

「でした」と過去形で書いたのには理由があります。
まる3年続いたブームは、ある日を境に、終わりが来ました。

子育ての「いま」は嵐のようで大変だけど、「あの時こうしていれば」と後悔をしたくない。
この記事では次男の乗り小鉄を振り返りながら、子どもの「いま、ここ」を大切にしたい自分へのメッセージを込めて書いています。

我が家の乗り小鉄

次男は、1歳から4歳のまる3年間、乗り小鉄でした。
バスを見る⇒乗る、電車を見る⇒乗る、ローカル線⇒特急に乗る、と発展を続け、4歳になった時、急にブームが終わりました。

ようこ
ようこ
乗り物好きのお子さんを持つ方や、お子さんの「好き」を戸惑いつつも応援したいと思っている方に、何かの参考になれば幸いです。

1歳~バス:子どもの興味をやり過ごそうとしていた頃

次男が乗り物に興味を示し始めたのは1歳のとき。

バスを見ると釘付けになり、「バス!バス!」と大興奮。
保育園の帰りには幹線道路から離れませんでした。
当時の私は、バスには興味のない長男とバスを永遠に見ていたい次男のはざまで、いつもとても困っていました。

一歳半の時には、見るより乗りたくなり、毎日「バス乗りたい!」。
保育園からの帰宅途中にバスに乗るルートはありません。
バスに乗ったら帰りが遅くなるし、そもそも平日の保育園帰りにバスには乗るものじゃないし、長男は興味ない。
いつも「お休みの日に乗ろうね」とその場をごまかしながら、やり過ごそうとしていました。

2歳~在来線各駅停車:「好き」に一歩寄り添い、自分軸を育てるはじまり

平日帰りのバス電車バトルに疲れ果て、2歳過ぎからは週末に次男だけ連れて電車の旅に出るようになりました。

電車が嫌いな長男に気兼ねなく、ただひたすら「電車に乗る」ことが目的の時間。

電車=移動手段としか考えてこなかった私には、最初一見無駄にも思える行動で、なかなか驚きの時間でもありました。
ところが、次男が嬉しそうにしているのを見て、好きに寄り添うとお互いの心が満たされる、不思議な幸福感を感じたのです。

当時はコロナ流行中だったの混雑を避け、週末の午前中に3時間かけて、自宅最寄り駅から3駅以内の上り・下りを往復する日々。
そんな話を周囲のママ友に話したら、「えー!大変!」と憐れむような反応が返ってきました。

他人から理解されなくても、次男と私には楽しくて心が温かくなる時間。
自分にとって大切なもの=自分軸は、自分で大切に育てるものだと理解しました。

2歳なかば~特急:全力で「好き」を一緒に楽しむ

在来線の各駅停車に乗り続けるうちに、すれ違う特急電車の存在に気づいた次男。
「乗りたい!」と言われましたが、高いし遠くまで行きそうだし時間がかかりそうだしいつ発車するか分からないし、とりあえず断り続ける日々。

ようこ
ようこ
断る理由をたくさんたくさん考えていた私

2歳なかばのある日、意を決してデビューしました。

初めて乗った特急は、かいじ。立川~新宿間でした。
調べると、乗車券470円+特急料金750円。1時間に1本発車しています。
お手頃値段だし、近距離で乗れるし、意外と簡単だ!と興奮しました。

憧れの特急に乗れて喜びの頂点の次男。もはや各駅停車には戻りません。
私も、一度経験してしまえば意外と簡単と気づき、そこからは週末に特急に乗る日々となりました。

その頃にはもう、楽しみにのために電車・特急に乗ることは当たり前。
家族の遠出にも、わざわざ特急乗車で行けないか調べる、「特急脳」になりました。


次男が特急ブームだった8カ月間に、 東京発着で乗れる大体の特急には乗りつくしました。
次の章では、乗り小鉄におすすめな東京周辺の特急をご紹介します。

乗り小鉄におすすめ編(関東の特急・通勤電車)

JR あずさ・かいじ

あずさ・かいじ・富士回遊・はちおうじ・おうめ(E353系)

中央線沿線でよくみかける特急。
新宿駅から乗れるので、都内から乗りやすいのです。

アニメ、新幹線変形ロボシンカリオンZにも登場する、小鉄に大人気の特急です。

 

JR ひたち・ときわ

ひたち・ときわ(E657系)

品川・東京・上野⇔水戸・いわき・仙台

ときわは停車駅が多く、小回りよく乗りたい乗り小鉄向きですが。
ひたちは一駅が長いので、間違えて乗ると家に帰れなくなります。

同じ車体でも複数の名前があり、行先や停車駅が違うのだとこの頃学びました。

 

小田急ロマンスカー

小田急ロマンスカー

乗り小鉄には大人気の私鉄特急。
GSE、MSE、EXEa、EXEと車体が様々で、特に展望席のあるGSEは大人気。
1か月前からオンライン予約できるのですが、クリック合戦です。

ロマンスカー自体には何度も乗りましたが、GSEの展望席最前列が当日取れることはなく、我が家は次男のブーム中には展望席最前列に乗る機会を逃しました。

西武鉄道 ラビュー

池袋線 特急ラビュー

西武鉄道の2019年デビューの特急。
圧倒的に大きな窓、フカフカのカーペット、弾丸のような銀色の車体に目にも鮮やかな黄色の車内。なかなかテンションの上がる特急です。

東武鉄道 スペーシア

特急スペーシア

浅草から乗車するため、雷門や仲見世通りを見たり、ちょっとした観光気分を味わえます。
オンライン購入は乗車の5分前まで。

ここからは通勤電車編。

電車の座席テーブルを出して何かを食べながら乗車するのが次男のお気に入り。
特急以外にも、グリーン車にも座席テーブルがあります。

JR 上野東京ライン

 

湘南新宿ライン

小鉄おすすめグッズ編

ここからは、乗り小鉄と過ごした3年間に出会ったおすすめグッズをご紹介します。

おすすめ本:さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!

次男の電車好きを楽しみたくて読みました。

さかなクンは、魚好きが高じて幅広い活動をされる方。
好きを極めるとどうなるのか知りたくて、いや、次男の電車好きを数字や文字、空間思考とか大人が望む能力開発に絡めようかと下心を持って読みました

そんな自分を反省。

芽が出なくていい。
なにものかの成果に繋がらなくていい。
好きを他人の尺度に変換しなくていい。

裏表紙のお母さまの言葉。

息子の好き!を応援すること。
一緒に楽しむこと。
それってすごく幸せなことだと感じさせてくれるすてきな本でした。

おすすめ靴下:鉄下

鉄道好きのお子さんに有名な、鉄下。
メジャーな路線からマニアックな路線まで、かなりの種類があります。

新幹線のはやぶさ・こまちを片足ずつ履いて、「連結~」なんてしても、楽しいです。

 

おすすめ服:hungry heartの列車服

男児向けの列車柄の服の大半は新幹線柄。
そんな中、hungry heartの服は関東、関西、九州のローカル線に特化した珍しいラインナップです。

我が家の次男は、在来線の各駅停車や特急が好き。新幹線にはあまり興味がないマニアタイプだったので、電車好きの頃はhungry heartの服しか着ていませんでした。

 

 

乗り小鉄、親の心得編

恐る恐る乗り小鉄の親としての経験値を積みながら、気づかされたことがいくつかあります。

目的と手段を大切に

はじめて特急に乗った時のこと。
私は大人目線でベストルートを考え抜いていました。

ようこ
ようこ
この時間に出発してあれに乗ってこう乗り換えて事前にチケットを買うと割安だから…(略)

ところが、最上志向持ちの私が考え抜いたプランは、次男の
やっぱり別の電車に乗る
の一言ですべて水の泡に。

乗り鉄を楽しませたくてプランを練り上げていた私。
いつの間にか目的が「電車好きの次男と楽しい時間を過ごす」ではなく、「最上最高のルートの乗車体験を提供する」にすり替わっていることに気づいていませんでした。

このようなケースもあります。

目的は、次男の「いま、ここ」の好きを一緒に楽しみ、全力で一緒に生きること
それを決して取り違えてはならないと肝に銘じています。

次男は、「ベストなルートでなるべくたくさんの電車に乗りたい」とは考えていません。
勝手に他人の目標設定をしてはいけないのです。

ようこ
ようこ
私は何度も失敗しましたので

「いま、ここ」をぎゅっと掴む

子どもを育てていると、様々なブームに出会います。

ようこ
ようこ
石を集める、棒を拾う、排水溝をのぞき込む、カードを集める、人形遊びをする、自動販売機のボタンを押す、建設現場を眺める、バスを見る、電車に乗る、新幹線の種類を覚える、プラレール遊びをする、きかんしゃトーマスに夢中になる…(男子モノばっかりですみません)

そのブームの最中にいると、永遠に続くような錯覚を覚えます。
それが親にとって困ることなら、なおさら。

でも、ブームはいつか去るのです。
そして、去れば二度と戻らないのです。

今この瞬間に余裕がなくても。
「いつかできるときに」と考えていたら、その「いつか」は消えてしまうのです。

今は今しかない。
変わり続ける「いま、ここ」に寄り添い続けること
を大事にしたいと思っています。

番外編

ここまで読まれた方は、さもわたしが子どもに寄り添った親だと思われたことでしょう。

電車ブームの去った次男。
現在は、週末はママより楽しいパパと過ごしたい!一辺倒です。

夫は男子遊びが得意。
子どもに全力で向き合うため、まさに次男の「いま、ここ」を彼ががっちりと捉えているのです。

乗り小鉄という、次男と私がピッタリ合った趣味が去った現在、次男は「お休みの日はパパと遊びたい。ママはお仕事していれば?」と言ったりします。
私が子どもの「いま、ここ」が今しかないと知りながら仕事の時間を減らせず、早朝は子どもの前でPCに向かっていることが原因です。

この自己矛盾に葛藤し、人生の優先順位を間違ている感覚に苦しみながら、子どもの「いま、ここ」を大切にするために、自分は何をしなければならないのだろう。と考えています。

まとめ

その最中には永遠に続くように思える子どものブームは、急に終わりが来ます。
終わったら、もう二度と同じ気持ちは戻らないのです。

子どもの「いま、ここ」は今しかなく、移り変わっていくもの。

親が子どもの「いま、ここ」を大切にすることは
子どもが自分が好きなものを大切にして良いと感じられること。
それを応援してもらう体験かなと考えています。
その経験を通じて、家庭を自分軸を見つけて育てる基地にしたいなと思うのです。

ようこ
ようこ
できていない私が言うのも何ですけどね

 

やりたいことは、手帳に書いておく

 

わたしの使っている自分軸手帳には、足し算のワークというページがあります。
人生でやってみたいこと、行きたいところ、欲しいもの、ありたい姿などを書くワークです。

わたしはこのワークに「子どものペースで生きる」と書いています。
まさか我が子が乗り鉄になり、特急を乗り継ぐ日々になるとは思わなかったけれど、自分の「こうありたい」を手帳に書いておくことで無意識に刻まれ、行動しやすくなると感じます。

「子どものペースで生きる」って抽象的な書き方で、完了のマークは付けづらい項目です。
この抽象的な足し算に、「乗り鉄を楽しむ」と書き込み、抽象的な「子どものペースで生きる」を実現できることに、深い充足感を感じます。

自分が大切だと思うことを書きだし、実行することは、自分に深い満足感をもたらしてくれます。そして、ひとつ実現するごとに、やりたいことがより深まっていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。
乗り小鉄を一緒に楽しむのも悪くないな、なんて思っていただけたらうれしいです。

\自分軸を育てる、仲間と育てる/

ようこ
ようこ
手帳術や子どもとの日々、Twitter @Yoko_and_note でもつぶやいています!