猛烈ママっ子だったはずの最愛の息子たち(5歳、2歳)がパパっ子になりました。
家の中に私の居場所がありません!
手帳を片手に生きているわたしが
悩みに取り組むプロセスと、手帳を使う時に心がけているポイントを分解してみます。
目次
背景:ワンオペだったわたしの夢
我が家は夫が長時間労働で、典型的なワンオペ家庭でした。
夫の平均的な帰宅時間は24時、帰宅後も2時まで仕事。
繁忙期は朝9時~夜中3時まで、数か月間ずっと仕事をしているような勤務形態。
週末は子どもとよく遊ぶ人でしたが、一緒に過ごす時間が少ないので、子どもはママっ子でした。
当時のわたしの願いは、「家族全員で毎日18時に食卓を囲むこと」。
どうせ叶わないんだろうなあ・・とむなしい気持ちを抱えつつ、手帳のやりたいことリストにも書いていました。
欲しいものを書く
すぐには実現しなくても、自分の望みを言葉にしておくことは大切です。
日々の選択、発言、行動が無意識にこちらに向かって動き出します。
変化:毎日が夏休み、からの・・・
2020年夏、夫が独立して働き方が変わりました。
夫は毎日保育園のお迎えに行き、2時間外遊びして帰宅。
帰宅後は家族全員で食事。
5年間ワンオペをしてきたわたしは毎日が夢のよう。
8月の手帳には、「毎日が夏休みのようで全力で楽しい」とあります。
夢が叶って嬉しくて、夫が大病するなどしっぺ返しが来るのでは・・・逆に不安になるほどでした。
その反動は思わぬ形でやってきて、なんと10月頃から子どもたちがママ離れを始めました。
パパが楽しすぎて、毎日「パパがいい!」コール。
食事の時は長男次男がパパの側を取り合います。
出かけた時も長男次男でパパと手を繋ぎます。わたしの隣はからっぽ。。。。
長男は少し前まで、私と2人きりで出かけることを「2人の時間」と喜んでいましたが、最近は2人の時間が欲しい素振りすらありません。
気持ちを言語化する
嫌だ!悲しい!焦る!いろんな気持ちが心の中にモヤモヤしていますが
手帳に書き出すことで、感情を客観的に受け止められる効果があります。
目標:5年後のわたしは、今のわたしに何と声をかける?
この悩みをコーチに相談したら、こんな問いをくれました。
仮に、5年後のわたしが家族関係に完璧に幸せだったとします。
そんなわたしは、現在の苦しんでいるわたしに何と声をかけますか?
家族関係に幸せなわたし。
それってつまり、家族全員で楽しく暮らしているわたし。
幸せにショートカットなんてないなぁ。
楽して子どもの愛情は手に入らないな。
と思ったのです。
ありたい姿を定める
自分にとって何が大切か、どうありたいかを定める=自分軸を持つことが
「わたしの幸せ」を叶える大事な一歩です。
行動:自分との約束を立てる
わたしは子どもに寄り添って生きているつもりだったのですが
育児にフルコミットし始めた夫を見て、「つもり」だったと反省しました。
スマホ片手に時間を潰すように子どもと過ごすことも沢山ありました。
ワンオペ家庭に憤りをずっと感じてきましたが、ワンオペだからわたしは子どもからの人気を独占できていたのだと気付いて、びっくりしました。
そこで夫にヒアリング。
楽しんでいるように見えていましたが、子どもとの信頼関係を築くために実は意外と努力していることと、コツをたくさん教えてくれました。
自分との約束を立てる
大事なものに、有限の資源=時間・お金・意志力をかけたいので
どういう行動をすればありたい姿に近づくか?自分と約束します。
手帳の週ルーティンに書いて、毎日チェックします。
まだまだ子どもたちはパパが大好きです。
でも少しずつわたしに振り向いてくれている変化を感じます。
そして、わたし楽しい。生きているという実感があります。
振り返り:今後に向けて
ありたい姿を決めて、そこに向けて自分との約束を立てて毎日を過ごします。
月末には振り返って、軌道修正しながら進みます。
息子たちは、いずれ母から離れる時期がやってきます。
母であるわたしは、子どもが成長するのを手助けするだけです。
彼らには自分の人生があります。
でも、一緒に過ごせるわずか数年、わたしは全力で彼らと過ごしたいな。
自然な親離れの時期がやってきたときに、わたしは自分にできることはやり切ったな、と思いたいです。
多動なわたしは、あれもこれも全部したいです。
でも、今しか手に入らない大事なことを明確にして、自分の資源を注いでいきたい。
それが、自分軸のある主体的な人生につながるのだと思うのです。
補足:夫と子どもはどう思っているのか
ここまで読んでくださってありがとうございます。
夫と子どもたちの反応を補足します。
夫にはこの悩みを逐一相談していて、惜しみなく相談に乗ってもらっています。
わたしが子どもの心をつかむための機会もたくさん演出してくれます。
おかげでわたしは虫を触れるようになり、子どもたちからの尊敬のまなざしも手に入れることができました。
人間、追い詰められると思わぬ力を発揮するものです(笑)
5歳の長男は、憐れむような表情でわたしに優しくしてくれます(涙)
2歳の次男は、まだ特になにも考えていないようです。