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【保育園の卒対を120%楽しむ】計画から記念品手配、イベント企画まで

ようこ
ようこ
長男の保育園卒園で、卒対幹事をしました

卒対とは

卒園対策(委員会)の略。

卒園する年長児の保護者のうち、役員もしくは有志のメンバーが卒園に向けた特定の活動を行うことです。活動は、謝恩会、記念品の贈呈、アルバムの制作などがあります。園によって体制やタスクは異なります。

一般的には、大変とか避けたいと言われることもある卒対。
けれどわたしは、卒対幹事がとても楽しかったので、実施した内容を記録しておきます。
わたしの通う園で実施した内容ですが、どなたかのご参考になれば幸いです。

ようこ
ようこ
卒対してみたいな、でも何をすればいいのかな?と思う過去のわたしのような人のお役に立てば。

メンバーの決め方と役割

園により、選出、有志、そもそも卒対をしない、など方法は様々です。

長男のクラスでは、有志3人の幹事チームと、タスクごとのプロジェクトチームがありました。
幹事は3名、プロジェクトチームは、それぞれ3-5名です。

  • 幹事
    全体プランニング、園との折衝、必要に応じて各プロジェクトのサポート。
  • プロジェクトチーム
    Tシャツ製作、記念品の手配など、プロジェクトで発生するタスクを実施。

幹事は、上の子がいる幹事ママAを中心に3人。
上の子がいる親は何かと経験豊富なので、とても頼りになる存在でした。
幹事ママBは、偶然ですがクラス役員で、園との折衝をたくさん担ってくれました。
わたしは、もともとイベント好きでクラスの集まりをよく企画していたことから、誘ってもらいました。

プロジェクトチームは、都度クラスLINEで募り、有志の方が手を挙げてくれました。

卒対の主な内容

一般的な卒体は、記念品、謝恩会、先生へのプレゼントが主な活動内容です。
今回、長男のクラスでは行ったのはこちら。多く見えますが、すべて時期がずれているのと、別々のチームが担当していたので、そんなに大変ではありませんでした。

  1. 全体プランニング
  2. クラスTシャツ
  3. 有志の遠足
  4. 寄せ書き
  5. 記念品
  6. 卒園式補佐
  7. 入学式の晴れ姿

全体プランニング(9月:幹事チーム)

幹事3名で集まり、前提条件ややりたいことを整理しました。

前提として、園は謝恩会NG、前年の卒園児は花束と記念品のみのシンプルな卒対でした。
園の方針や前年からの引継ぎで「やるべき」ことはなく、「何をやりたいか」で企画をしました。

園によっては、独自のルールや連綿と続く伝統の卒対事項がある場合も。このあたりは、前年の卒園クラスから情報を聞けると安心です。

企画会議のメモは子どものスケッチブック笑。
テーマは、「楽しむ」です!

幹事からの案を、クラスLINEで投票し、やることを決めました。
難しいな・・と感じたのが、お金がかかるアイテムの決め方。家庭環境や経済感覚は家庭によって違うので、負担感のない金額に調整することを心掛けました。

投票の結果、Tシャツと記念品をすることに。それ以外の遠足などのイベントは、幹事がやりたくて実施しました。
アルバムが一番大変だろうな・・・と思っていたので、投票でやらないことを決めたとき、ほっとしました。

投票のついでに、ヘルプ募集の頭出しも。
音頭を取るのは躊躇するけれど、誰かが幹事として声をかけてくれれば、手伝えるところを手伝いたい!という保護者は多かったです。
先に全体像を示した事で、ここなら手を挙げられる!と判断し立候補しやすかったかな、と思います。

クラスTシャツ(9月:Tシャツチーム)

10月の運動会でお揃いで着られるように、クラスTシャツを作りました。

最初は、「一度しか着ないだろうし、作る意味があるのかな・・・」と不安に思っていたのですが、結果として普段から着て登園したり、園の遠足、有志の遠足やピクニックで皆で着たり、大活躍しました。

投票でTシャツ作成が決まった時点で、クラスLINEにTシャツプロジェクトチームを募ったところ、3名が立候補。Tシャツチーム主導で、約3週間ですべてのタスクを完了しました。

  • スケジュール作成
    業者選定、クラス投票、デザイン作成と入稿、納品のスケジュールを組みました。
  • 印刷業者選定
    納期、価格、品質(口コミ)から、お願いしたのはデジタさんです。1365円/枚でした。
    https://www.digitaprint.jp/wear.php
  • デザインと配布
    子どもたちの「いま」を切り取りたくて、手書きの似顔絵と名前を使いました。
    紙に書いてもらったものをスキャンして、クラス全員と担任の先生でぐるっと一周地球の周りを手をつないでいる構図です。
    保育園の名称や子どもの名前はかなりデフォルメしたので、「個人情報背負ってる!」感はありません。また、男女ともに着られるように白地に緑と青というユニセックスな配色にしました。
    子どもたちの描いた絵の回収、できあがったTシャツの配布は園に協力をお願いし、園の玄関で回収、配布をしました。

Tシャツチームの中心は、とあるパパ。
デザイン未経験の中、子どもの手書き絵をスキャンし、最終的になんとPowerPointでデザイン画をまとめ上げてくれたのでした。
Tシャツチームのやり取りは、そのパパを中心に終始こんな感じ。卒体を通じて、パパ達とのつながりができたことも、とても楽しい収穫でした。

有志の遠足(11月:幹事)

コロナであらゆる行事が縮小・中止になった2020年度。
室内での謝恩会もできないので、オープンエアーの公園へ親子遠足に行きました。

行先は、自宅から電車や車で30分程度の国立公園。
入園料無料、飲食費以外のお金は不要の公園です。
保育園のお友達と普段待ち合わせをすることはないので、待ち合わせもスペシャルな体験でした。

寄せ書き(3月:寄せ書きチーム)

オンライン寄せ書きのyosetti(ヨセッティ)で作成しました。
子どもたちから、担任の先生へのメッセージです。
オンライン寄せ書きは、集める幹事も書く側も便利!そして写真入りで完成度も高い寄せ書きを贈ることができました。
印刷代、送料で約3000円だったので、世帯あたり約100円強です。
yosettiでは、納期と価格に合わせて印刷版、PDF版、Web版と選択肢があるのも魅力です。

長いのですが、寄せ書き幹事の記入依頼がとても分かりやすかったので貼っておきます。

記念品(3月:記念品チーム)

記念品として用意したのはこちら。

  • 園への記念品(園からの指定の額縁)
  • 先生へのプレゼント(クラスTシャツの柄のエプロン、卒園児からのお花)

担任の先生への花束は、記念品チームの計らいで、卒園児一人ひとりの似顔絵入りの個包装!クラスTシャツで描いた絵を使ってくださったのでした。
渡すときにはどれが誰のだか分からなくなりましたけどね・・・笑

卒園式補佐(4月:幹事チーム)

卒園式は保育園の行事なので、基本的に園が準備進行します。
が、幹事チームの一人がクラス役員だったこともあり、写真撮影の段取りなども相談していました。卒園式にカメラマンなどは入らない園なので、撮影については段取りをしてよかったです。

  • 卒園証書授与のビデオ撮影場所の確保
    撮影係2名が代表して撮影し、データをDropboxでクラスに共有しました。
  • 担任の先生と各家庭の記念撮影の時間確保
  • 卒園クラス写真の撮影

卒園式後は、もちろんみんなでピクニック。
一旦帰宅してクラスTシャツに着替え、公園で心ゆくまで遊びました。
ちょうど桜が満開の季節だったので、桜の無い公園を選べば、まったく人がいませんでした。

入学式の晴れ姿(4月:幹事チーム)

卒対の総仕上げは、入学式後のランドセル姿のお披露目。
卒園児は、複数の小学校に進学しましたが、公立校は幸い同じ日が入学式でした。

  • 先生の負担にならないよう、13時(お昼寝の時間帯)に全員まとめて訪問
  • そのあと遊べるよう、普段着+ランドセルで集合

残念ながら、担任の先生は卒園児と一緒に寿退職されたので、この日は会うことができませんでした。
ですが、卒園児たちは6日ぶりに合う旧友に笑顔満開。4月1日から学童に通い始め、緊張の毎日がほぐれてたっぷり楽しめたようでした。

卒対のポイント

保育園の保護者なので、基本的に全員仕事があり、多忙です。
その中でも、「楽しむ」をテーマに卒園の年を満喫したくて、企画・準備をしました。

全体計画を立て、プロジェクトごとに動く

9月に全体計画を立てたことで、スケジュールの見通しや必要なヘルプの募集などがとてもスムーズでした。

仕事と同じですが、都度「なにをする?」と考えると手戻りも多いもの。
卒対幹事に、経験者(上の子がいる親)がいたことが非常に助かりました。
全体計画を立てるだけでなく、随所で確認ポイントを提案してくれ、とても動きやすかったです。

上の子の卒園幹事経験者でなくても、卒園の年度を経験していれば、なんとなくの流れは知っているはず。もし卒対をされるなら、上の子がいる親に話を聞く、協力をもらうのはおすすめです。

日ごろからの人間関係

幹事チーム、各プロジェクトチーム、そしてクラスの保護者は良い人ばかりでした。
本当に良いクラスに恵まれたのだけど、その背景には4年かけて育んだ信頼関係もあったと思っています。

長男のクラスは本当に仲が良くて、年に何回も週末に集まって遊んでいました。
長男が2歳の時に新設された保育園で、友達同士の関りが生まれる3歳クラスから徐々に仲良くなりはじめました。

前述の幹事ママAが2歳クラスのときにクラスLINEを作ってくれたおかげで、園の行事の後や週末に遊ぶ機会が多くありました。
夏に公園で水遊びやBBQ、セミの羽化観察会、プレーパーク、餅つき、公園遊びなど、24世帯中20世帯以上が参加するようなイベントもたくさんありました。

そのおかげで、親同士も仲良くなり、コロナ前はママ飲み会、パパ飲み会などもあり、ゆるーく家族ぐるみのお付き合いをしている状態でした。

そのおかげもあり、終始あたたかい卒対になったのかなと思っています。

LINEグループを個別に作成

長男のクラスには、クラス全員(過去に転園した子)が参加するLINEグループがありました。
クラス全体への情報共有や投票はこちらを使いましたが、色々な連絡が飛び交うので、グループをいくつか作成していました。

  • クラス全体
  • 幹事チーム
  • Tシャツチーム
  • 卒対コアチーム(寄せ書き、記念品)

 

大変だったこと

小銭の回収

記念品や寄せ書きで、世帯あたりの負担は600円でした。
電子マネーで回収したかったのですが、半数以上が現金をご希望・・・。皆さんポチ袋に入れて丁寧に渡してくださったのですが、誰から回収したかの管理が大変で、ここが一番大変でした。

逆にいうと、小銭の回収以外に大変なことはひとつもありませんでした。

まとめ

先輩ママから、「保護者としての卒業行事で人生で最も感動的なのが保育園かもしれない」と応援のお声をいただきました。

長男が小学生になった今、その言葉の重みを感じています。
親が全面的にサポートをする保育園時代だからこそ、できることがあります。小学生になれば主役は完全に子どもになり、親の出番はもっと少なくなりそうです。

卒対をして、本当に楽しかったです。
親子ともに楽しい経験をたくさんすることができました。

ようこ
ようこ
卒対に興味があるけど迷われている方がいれば、ぜひやってみることをお勧めします。ぜひ楽しんでくださいね。
手帳術や子どもとの日々、Twitter @Yoko_and_note でもつぶやいています!