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小1(7歳)が資産運用をはじめました

ようこ
ようこ
7歳長男が資産運用を始めました。この記事では、子ども自身が始める資産運用について体験談を中心にご紹介します

我が家には小学1年生の長男がいます。
7歳の誕生日を機に、彼自身の口座で投資信託を始めました。
親が貯めているジュニアNISAとは別に、彼自身の資産運用です。

7歳長男、資産運用を始めたきっかけ

我が家の長男は3歳頃からお金というものを理解し始めました。
5歳頃にはお金の「敏感期」とも言えるような雰囲気で、お金の話に興味を持つようになりました。

モノポリーや財テクなど、お金の理解になるボードゲームをしたり

物の値段を片っ端から聞いてくることに答えたり、お小遣い制度(小1から月300円)を導入したり。
基本的には長男が興味を持ったタイミングで話す機会を持つようにしていました。

私の母は私が子どもの頃お金についての話を包み隠さずしてくれる人でした。
なので私自身も、子どもがお金に興味を持ったらなるべく正直に答えています。

私が資産運用を始めたのは35歳のとき。
それまで、稼ぐ・使う・貯める方法についてある程度知る機会はありました。しかし、資産運用や投資信託については、身近に行っている人もあまりおらず、興味はあるけれども、なかなか腰の重い、、というものでした。始めるまで10年ほど興味はあったものの、ずっと行動できていなかったのです

資産運用を始めて以降、ありがたいことにほったらかしにもかかわらず、順調に資産は成長しています。長期投資は時間が味方になるため、始めてからは、「もっと早く始めていれば・・・・」と残念に感じています。

ようこ
ようこ
でも「リスク」とか「減る可能性がある」とか、漠然と怖かったんですよね

毎月の残高確認のたび、私は家族に雑談で「資産運用が1.5倍になった、〇円が△円に増えた」などと話す事があります。

ずっとそれを聞いて育ったためか、長男は6歳の終わりごろ、自分も資産運用をしてみたいというようになりました。
自分の小遣いでは大好きなポケモンカードが買えない、など自分なりに可処分所得について思うところがあったのかもしれません(笑)。

ちょうど小1(7歳)からお年玉をあげ始めたこともあり、親からのお年玉(1200円)を資産運用に充ててみることを提案しました。

<我が家のケース>子どもの資産運用の仕組み

我が家の資産運用の方針は、世界分散の長期投資一択です。
基本的に手間をかけず、時間をかけて資産を増やして行く性質の資産運用で、個別株など投機的なものは全く行っていません。

私が資産運用を始めたのは2018年。
その時に息子のジュニアNISAも始めたので、息子名義の証券口座(未成年口座)があります。

息子の資産運用は、その口座を利用して以下の内容で行っています。
基本的に私が行っている長期投資と全く同じものです。

  • 証券会社:SBI証券
  • 運用金額:月額100円、毎月自動購入(お年玉の1200円を1年に分割)
  • 購入商品:世界分散のドルコスト平均法

子ども資産運用:投資信託の設定方法

証券会社の選択・開設

未成年口座を作れる証券会社は数多くあります。
私はネットで開設が簡単で、取引商品が豊富なSBI証券でジュニアNISA口座を開設していたので、そちらの口座を使いました。

100円など小額から投資信託を購入できる証券会社は、SBI証券のほかにも楽天楽天証券、松井証券、auカブコム証券、マネックス証券など数多くあります。(2022年2月現在)
ご自分が使いやすい証券会社を選んでみてください。

運用金額の決定

大人であれば、将来的に作りたい資産額からの逆算や、現在の家計から計算して金額を考えます。が、子ども投資信託の場合は「まず始める」が目的なので、月額最低金額の100円にしました。

余談ですが、大人が資産運用をはじめる際にも小額から始めてみるとよいと思います。
月額500円程度であれば、まるごと失っても痛手にはなりません。(そして、実際まるごと失うことはなく、徐々に増えていく金額を見ると「金額を増やそう!」と思えるのではないでしょうか)

運用商品の選択

運用商品は私が運用しているものと同じ。
基本方針は、ドルコスト平均法で世界分散のインデックス投信です。
選んだ商品はニッセイ外国株式インデックスファンド。日本を除く主要先進国の株式に投資する投信です。

私の資産運用方針と実績はこちらに載せています。

※あくまで経験談として、長男が購入したものを載せています。
投資信託の選択はご自分の自己責任で行ってください。

設定の流れは以下の通り。
毎月15日に100円分を購入する設定にしました。

 

 

 

 

運用成績の確認(月1回)

月1回など定期的に口座にログインし、運用成績を確認します。

始めたタイミング(2022年1月)で市場の状況が悪くなり、評価額がマイナスになりました。
投資信託をはじめて数年経過すると、市場が悪い=同じ金額でたくさん取得できるチャンスと捉えるようになりますが、初心者には刺激が強いかと思い、長男にはプラスになった時点で見せようと思っています。

子ども資産運用のメリットと注意点

メリット

現在の日本の教育ではあまり触れることのないお金の増やし方について、自分ごととして体験し、学ぶ機会になればと思っています。
私の周りでは、私自身も他の大人でも、資産運用やお金の増やし方を知っている人はあまりいません。
人の話を聞いても何となくしかわからないので、自分のお金を使って経験してみるのが一番いいかなと思っています。月額100円ですし、元手はお年玉なので、息子自身の懐は痛みません。でも、少しでも身銭を切っているという感覚で学んでもらえたらいいなと願っています。

私自身が資産運用を始めて思うのは、長期投資には時間が味方になるということ。もっと早く始めていればと悔やむばかりです。

息子には早くから資産運用についての理解を深めて欲しいと考えています。より若いうちから始めることができれば少ない投資額で、より多くの果実を手にすることができるからです。

注意点

現在の公教育ではカバーされないお金の教育は、家庭でする必要があると認識しています。しかし、同時に早すぎるお金の教育は子供にとってデメリットもあると感じています。

こちらの本にもある通り、7歳にとっての1000円を使う経験をする機会は人生に一度しかありません。
あまりにも若いうちからお金を貯めることに注力しすぎてしまうと、若い時にしか経験できないものを逃がしてしまうと思うのです。なので基本的には、お金を使うこと、経験を通じて人生を豊かにすることを大切に考えています。
同じ理由で、小・中学生の(家庭内)起業も、我が家ではやらないと決めていることの一つです。

同時に、自分の可処分所得の中のごく一部を使ってお金に働いてもらうということも学んでほしいと願っています。

やりたいことは、手帳に書いておく

わたしの使っている自分軸手帳には、足し算のワークというページがあります。
人生でやってみたいこと、行きたいところ、欲しいもの、ありたい姿などを書くワークです。

「子どもが資産運用を始める」と明確には書いてありません。
が、このあたりの項目が発酵して、足し算が掛け算となり、このアイデアと実行につながったのかなと思っています。

  • 夫婦で子どもに寄り添う
  • ジュニアNISA満額
  • つみたてNISA満額

「足し算」として向かいたい方向にアンテナを立てておくと、同じような目標が見つかります。項目同士が掛け算を起こすと、さらに向かいたい方向が深まると感じます。

 

\自分軸を育てる、仲間と育てる/

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
お子さんの、もしくはご自身の資産運用を始めてみようかな?と思っていただけたらうれしいです。

ようこ
ようこ
手帳術や資産運用、Twitter @Yoko_and_note でもつぶやいています!