手帳

自分軸手帳で7つの習慣の実践 <第1の習慣:主体的である>

ようこ
ようこ
自分軸手帳のマンスリーページで毎月1つずつ、7つの習慣に取り組んでいます

自己啓発の金字塔である『7つの習慣』。
座右の書に掲げる人も多く、名著中の名著です。
通読するだけでも骨の折れる本ですが、非常に読みごたえがあり、「理解した!」とはなかなか言えない本。
わたしが初めて読んだのは25歳のとき。そこから10年間ほど、7つの習慣の実践手帳であるフランクリンプランナーを使っていましたが、使いこなしているとは程遠い状態でした。

自分軸手帳で2021年6月の目標を立てるとき、ふと「残り7か月で7つの習慣を実践したら…」と思いつき、使っている自分軸手帳のマンスリーページで取り組んでみることにしました。

毎月1つずつ取り組んで感じることは、

  • さらっと一読するだけではまったく理解できていなかった
  • 付属のワークをやり切ると、ものすごく7つの習慣を理解できる
  • 第1の習慣から順番に積み上がる。ショートカットはできない
  • 1つ1つを1か月かけて取り組むので精一杯

7か月かけて7つの習慣に取り組むことは、とても大変ですがものすごくやりがいがあります。
この記事は、このような方におすすめです。

  • 7つの習慣を一度読んだけど、理解できているとは思えない
  • 付属のワークは重たくて実践しなかったが、内容を知りたい
  • 7つの習慣を実践するとどうなるのか知りたい

7つの習慣とは?

「7つの習慣」とは、スティーブン・R・コヴィー博士によって書かれ1996年に出版された書籍です。全世界4,000万部、国内240万部を超え、今も読み続けられるビジネス書のベストセラー。人生哲学の定番として、多くの人が「人生最高の本」と讃えています。

コヴィー博士は、より大きな成果を上げ、より幸せな人生を送るためには、時代、人種、性別、年齢を問わずすべての人に当てはまる普遍的な原則があり、すぐれた人格を持つことの必要性を見出しました。

コミュニケーションスキルやポジティブシンキング表面上の人間関係のテクニックではなく、誠意、謙虚、勤勉など不変の原則を重視する「人格主義」に基づく成功法則を、「7つの習慣」として解説したものです。

7つの習慣

〇私的成功
①主体的である
②終わりを思い描いくことから始める
③最優先事項を優先する

〇公的成功
④Win-winを考える
⑤まず理解に徹し、そして理解される
⑥シナジーを創り出す
⑦刃を研ぐ

ようこ
ようこ
本の中で、豊富な具体例とともにそれぞれの原則が解説されているのですが、一読しただけでは全然理解できていませんでした…

7か月チャレンジの概要

「7つの習慣」には、それぞれの習慣の章の最後に「実践編」として演習問題が用意されています。7か月チャレンジでは、各習慣を毎月1つずつ、自分軸手帳のマンスリーページに書いていきます。

ようこ
ようこ
1か月1個で精一杯です!!

この本の活用方法
まず、この本は一度目を通したら本棚にしまい込んでおくようなものではないと考えてほしい。もちろん、一度最初から最後まで通読し、全体を把握するのはよいことだ。 しかしこの本を、変化と成長の継続的なプロセスを通して手元に置き、折に触れて読み返し、参考 にしてほしい。 段階的な構成になっており、 各習慣の章の最後に応用方法のアイデアを用意してあるので、それぞれの習慣が理解できたら、集中的に練習し身につけることができる。

「7つの習慣」○○より

 

第1の習慣:主体的である

私達の行動は、自分自身の決定と選択の結果です。
それを理解し、実践するために、第1の習慣ではいくつかの要素があります。

反応を選択する

私たちの身に起こる出来事(刺激)と、それに対する捉え方や感情という反応は、自動的に決まるものではありません。刺激と反応の間には、選択の自由があります
たとえば雨が降ったときに「いやだなあ」とネガティブに反応することもできますが、「雨だから楽しみにしていた本を読もう」と反応することもできます。
天気や他人の言動など、変えられないものもあります。何が起ころうとも、自分自身の中で選択することが大切、ということです。

ようこ
ようこ
起きたことと自分が感じることは切り離して選ぶことができるんだ!

率先力を発揮する

私たちは、周りの状況に流されるだけではなく、自ら状況を改善することができます
望む仕事があるならば、その仕事の業界動向を調べ、入りたい組織の課題を探って解決策を考え、自分にはその問題を解決する能力があるとその組織に対して解決策を提案することです。
これが成功するための重要な考え方ですが、多くの人は自分から動かずに「募集していないから」「自分にできるか分からないから」と誰かが手の差し伸べてくれるのを待っています。
望みを得るために必要なものを端から実行する率先力を発揮することで、機会をつかみ、問題を解決できるようになります。

ようこ
ようこ
待っていても何も始まらないよね

影響の輪に意識を向ける

私たちの関心事は、「自分がコントロールできるもの」と「自分ではコントロールできないもの」に分けることができます。このうち、前者を「影響の輪」と呼び、主体的な人は影響の輪の中の出来事にエネルギーを注ぎます

自分でコントロールできないものの代表例は、過去や他人。
対して、自分でコントロールできる影響の輪には、現在と自分が入ります。
変えられないものにエネルギーを使い反応的に生きるよりも、自分が影響を及ぼせる「影響の輪」に注力することで、人格を磨くことができるのです。

神よ、

変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

出典:二ーバーの祈り

ようこ
ようこ
まさにこれ!

決意を守る

影響の輪のもっとも中心にあるのは、決意してその約束を守る能力です
自分の人生の主導権を握るには、この2つの方法があります。

  • 何かを約束して、それを守る
  • 目標を立て、達成するために努力する

どんなに小さな約束や目標であっても、実行することで誠実さと自制心を育てることができるのです。

ようこ
ようこ
自分や他人との約束、一つずつ守っていこう

主体性30日間テスト

30日間、自分の主体性を試すテストに挑戦してみてほしい。 実際にやってみて、 どういう結果になるか見るだけでいい。 30日間毎日、影響の輪の中のことだけに 取り組むのである。小さな約束をして、それを守る。裁く人ではなく、光を照らす 人になる。批判するのではなく、模範になる。問題をつくり出すのではなく、自らが問題を解決する一助となる。

「7つの習慣」第1の習慣 主体性30日間テストより

第1の習慣「主体的である」の大事な4点を手帳に書き、1か月間、毎日の出来事の中で実践できたと思うことを色分けして記入しました。

  • 反応を選択する
  • 率先力を発揮する
  • 影響の輪に意識を向ける
  • 決意を守る
ようこ
ようこ
始める前の下ごしらえはこちら

 

主体性30日間テストで学んだこと

ようこ
ようこ
30日間書いたものがこちら

日々の実践を通じて主体性が磨かれる

ようこ
ようこ
「主体的である」、やってみるとびっくりするほど難しい!

さらっと読んで「いいことを学んだつもり」になっていた第一の習慣。
主体性を意識して毎日を過ごすと、驚くほど自分がぼーっと生きていたことに気づきました。

30日間チャレンジの最初の1週間は
「主体的・・・主体的・・・」とつぶやきながら過ごす日々。

反応を選択する

主体性を意識してみると、毎日は「反応を選択する」ことの連続だと気づきました。

反応的に過ごしていたら、「ダメ!」「むり!」「キー!」となってしまいそうな刺激は日常にたくさん溢れています。

  • 平日の朝から子どもに絵の具遊びをしたいと言われた時
  • 急ぎの仕事が大量に降ってきた時
  • 荒ぶる人に対峙した時
  • いつもの思考癖で怯んでしまう時
  • せっかくキャンプに来たのに雨が降ってきた時

主体性30日間テストでは、「この刺激に対してどう反応する?」と一呼吸置き、反応を選択できる場面が増えました

 

たとえばこんなとき

たとえばせっかく家族でキャンプに来たのに、雨が降り止まない時。反応的な自分だったら、どうして今日に限って…と文句を言ったり不機嫌になっていたかもしれません。

でも、刺激(雨)と反応(対応や行動)の間にはスペースがあり、自分はそれを選ぶことができると考えると、「雨でもみんなで楽しめることをしよう」という気持ちを持つことができました。

結局この日は、早めに帰途につき、海ほたるに寄って展望デッキから海の景色を楽しみ、普段キャンプでは行くことのないレストランに行き、クレーンゲームで人形を取って帰りました。キャンプの楽しみはできなかったけれど、「家族で楽しい時間を過ごしたい」というもともとの目的は満たせたし、自分が反応を選ぶことができた満足感で幸福な気持ちになりました。

 

 

率先力を発揮する

主体性30日間テストで鍛えられたのは、状況を変えるために自ら動くことの大切さ

反応的に過ごしていると、希望通りにならないときに他責に考えてしまいがちです。

  • ××のせいだ
  • ※※か分からないから
  • 〇〇だったらいいのに
  • △△さんがこう言ったから

主体性を意識した30日間、率先力を意識することで、「この状況でできる最善は何だろう?」と考える習慣が育ち始めたように感じます

たとえばこんなとき

冷蔵庫の中身の発注タイミングを誤り、家に大量のミニトマトが溢れたとき。

反応的に捉えていたら、どうしてこんなことに…と起きたことを悔やみ、誰かのせいにしたり、毎日ノルマのように黙々とトマトを食べたり、トマトを無駄にしてしまったかもしれません。

でも、状況を改善するために、今できる最善を考え、「トマトが余った!どうしよう」とTwitterでヘルプを求めました。結果として、ドライトマトを教えてもらい、大量のトマトをおいしく食べることができたのでした。

逆に、率先力をもっと付けたいと感じるできごともありました。

自分軸手帳2022の制作中、私は壁に何度もぶつかっていました。
その中のひとつが、自分軸手帳を宣伝し、多くの人に知ってもらい、買ってもらうこと。
手帳の中身を考えるのはできても、どう宣伝したら良いものかアイデアも時間もなく、困り果てていました。

自分の力では明らかに無理だと分かっているのに、迷惑かもしれないとウジウジとしばらく悩み、人に相談して背中を押してもらって、宣伝に知見のある仲間に助けを依頼しました。結果としてそれは素晴らしい成果をつれてきてくれましたが、自分にもっと率先力があれば…望みを得るために必要な行動を次々実行できるようになりたいと痛感したできごとでした。

ようこ
ようこ
助けを求められただけ成長したと言えるかもしれません

影響の輪に意識を向ける

毎日の行動を影響の輪と関心の輪のレンズを通して見つめると、するべき行動が自ずとはっきりしてくると気付かされました。

もし〇〇だったら…とタラレバを考えることもありますが、主体性30日間テストを通じて、自分でコントロールできないものを気にかけるエネルギーと時間がもったいないと感じるようになりました。

たとえばこんなとき

ちょうどこの主体性30日テストをしている6月、自分軸手帳でメールマガジンの配信システムを入れ替えました。不慣れな環境で急ぎで準備していたこともあり、意図しないタイミングでメールが配信される事故がありました。

複数人体制でチェックをしていれば、メール配信システムの仕様をもっと入念に確認していれば、私が最終確認をしていれば、など過去について悔やむのは、コントロールできない関心の輪について考えること。それよりも、影響の輪に集中し、関係者と「今からできることをしよう」とコントロールできる未来について考えることができました。仲間が皆同じような空気でいたことも大きな助けになりました。

余談ですが、一緒にいる人が皆主体的であれば、自分も主体的になりやすい。環境の重要さも感じた出来事でした。

決意を守る

自分との約束や、誰かとの約束。
「できればこうしたい」はたくさんあります。
それを実際守れるか?常に守れてこそ、誠実や信頼が育つというもの。

  • 朝の登園時に蝶々を捕まえたいと言われたとき(できれば子どもの興味に寄り添いたい)
  • 思っていることを赤裸々に話すとき(できれば心を開きたい)
  • 仲良くなりたい人をはじめて遊びに誘うとき(できれば好きな人に近づきたい)

特に、子どもに対する「余裕があればこうしてあげたい」を余裕がないときに言われたらどう行動するか?を試された30日間でした。

たとえばこんなとき

我が家の3歳次男は乗り鉄です。
休日に電車に乗るのをいつも楽しみにしています。車で旅行に行ったある週末、いつ電車に乗れるのかとワクワクしていた彼は、日曜の夕方になり一向に電車に乗れないことを悲しみ、「電車に乗りたい…」と言い出しました。

旅行帰りで疲れているし時間も遅いし、大人にとっての断る理由はたくさんありました。
でも私は「子どものペースで生きる」を自分に約束していることを思い起こして心を奮い立たせ、2時間ほど電車の旅に出ました。

確かに肉体的には楽ではありません。でも、自分との約束を守り、息子との願いをかなえたとき、心の中はとても暖かくなりました。決意を守ると人生の主導権を持てると実感した瞬間でした。

主体性は困難に打ち勝つ力を育む

主体性30日間を終えて感じたこと。
4色塗れた日は自分が頑張ったというより困難があった日でした。

主体的を意識すると、困難に打ち勝つ力が育つようです。

最初の一週間は、「主体性、主体性・・」とつぶやきながら過ごし、そのハードさに「ウハァ」と変な声が出る毎日でしたが、いつしか無意識に主体的な選択をできる瞬間が増えていきました。

まとめ

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

私が主体性30日間テストを終えて感じることは、

  • 日々の実践を通じて主体性が磨かれる
  • 主体性は困難に打ち勝つ力を育む

読むだけでも非常に役に立つ『7つの習慣』ですが、実践すると想像をはるかに超える学びがありました。主体性が身につくと、「自分の人生」を生きている実感が増していきます。

まだまだ始まったばかりの7つの習慣×自分軸手帳、続いて第2の習慣も実践してみたいと思います!

\自分軸を育てる、仲間と育てる/

ようこ
ようこ
7つの習慣×自分軸手帳、Twitter@Yoko_and_note でもつぶやいています!