手帳を使うと気持ちや考えが整う秘密は、手帳という「枠」にあり…?!
私のストレングスファインダーの上位資質は、内省、学習欲、収集心、目標志向、最上志向。
放っておくと脳内は考え事の嵐、典型的な「内省さん」です。
内省・学習欲・最上志向という溜めこむコンボの上位資質を持っているため、考え始めたら止まりません。
脳内はいつも同時多発会議ですが、会議はちらかし放題です。
- 色々な気持ちや考えが頭の中に渦巻くのに、思考があちこちに行ってしまう
- 考えても考えても前に進んでいない気がする
- 考えるのに疲れて気づいたらスマホでダラダラしている
守破離とは
守破離とは…
剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。
出典:goo辞書
手帳って、思考の枠であり守破離で捉えるととても心が整うなぁ、と最近言葉になりました。
きっかけ
#自分軸手帳 のワークは
思考の枠なんです☺️白紙の自由は
意外と扱いが難しい「なに食べたい?」より
「中華で何食べたい?」の方が餃子!
か
中華じゃなくて和食!
なのか
答えて動きやすい制約は行動を生むのです🤩🔥 https://t.co/R62fgqUWwU
— ようこ@自分軸手帳部【自分軸を見つけて育てる】 (@Yoko_and_note) October 6, 2022
私が作っている自分軸手帳には、9つのワークがあります。
自分軸を見つけて育てるためのものですが、これがなぜ大事かというと…
- ワークという枠が、考えるための取っ掛かりになる
- 目の前の手帳に、自分が手書きしたものが残る
自分軸とは?自分の人生の目標は?
そんな大きな話を、頭の中でゼロベースで考え始めると、禅問答のようになってしまう。
ふわふわと広がりながら散らかる頭の中を収束させるのは、とても難しいものです。
そしてこのワークという思考の枠は、「守破離」という段階別のアプローチで考えると、とても整理しやすいなあと思っています。
自分軸手帳の守破離
では、自分軸手帳で守破離を考えてみると…
守
自分軸手帳に用意されたワークを、まずはそのまま書いてみること。
ワークの問いに順番に答えることで、考えがあちこちに行かず、まとまります。
また、ワークという枠=制約があることで、考えやすくなります。
ワークは、時間やお金、意志力という9つの切り口で、あなたの自分軸を見つけるためのもの。
自分軸を構成する要素を敢えて分解して、少しずつ考えていくことで、思考がちらかることなく少しずつ自分軸が見えてきます。
破
ワークを書くことに慣れてくると、自分の思考がワークの枠を超えてきます。
特に、同じワークに2度目に取り組むと、自分の中で特に考えたいポイントが出てきたり、自分軸手帳のワークとは違う角度から人生を眺めたくなってきたりします。
自分軸手帳のワークは、あくまで自分軸を見つけるための手段のひとつ。
内容をカスタマイズしてもいいし、別の紙に大きく書いてもいいし、Excelなどデジタルに飛び出しても、なんでもよいのです。
さらに、自分軸手帳には、時間やお金、意志力と言う自分軸を構成する要素のワークがありますが、「わたしの〇〇リスト」というフリーリストもあります。
自分軸手帳のワークを飛び出して、自分にとって大切なことを考えたい・記録したくなったら、おすすめです。
離
手帳のワークで思考の取っ掛かりをつかみ、ワークという枠をこえて自分の軸を育てていく。
そして、手帳がなくても思考できるようになれば、そもそも自分軸手帳のワークは必要なくなります。
自分軸手帳は、ワークや毎月の目標と振り返りという枠はありますが、基本的にはとても余白が多く自由度の高い手帳。
使う人が「守破離」どの使い方をしたい場合にも、受け止めてくれる懐の深さがあるなと感じています。
守破離の効果
手帳の枠と守破離の効果は、頭の中が散らからないこと。
まず考えて行動しやすく、そして考えを発展させやすいことです。
毎日があっという間に過ぎるのに、何もできていない気がする。
他の人は充実しているように見えて、羨ましい。まぶしい。
「やるべきこと、やったほうがいいこと」が押し寄せてきて、自分の本当の望みなんて、わからない。
そんな風に感じる中で、
「自分はこれ」と言えるものが欲しい。
自分軸のある主体的な人生を楽しみたい。
と望まれるのであれば、まずはワークという枠が考えるきっかけになります。
「なに食べたい?」より「中華で何食べたい?」の方が答えやすい。
白紙の自由は意外と扱いづらいのです。
制約は行動を生む。
だからまずは守破離の守からはじめてみて、
自分の心の声が聞こえるようになってきたら、破、離と進まれるとよいと思います。
番外編
私は、自分軸手帳2年目。
1年目はワークを素直に書きましたが、2年目は少しずつ守から破へと変化が起きています。
足し算のワーク
やりたいこと、欲しいものを100個書くワーク。
自分の心の奥底に眠る願望を見つけ、実行する力をつけるワークです。
1年目は、○○に行く、△△を買う、など具体的な項目が多く、その分達成した数も多くなりました。やりたいと思ったことができた喜びを感じたり、自分ってこういうことが望みなんだ、と自分を理解することができました。
2年目は、「やりたいことを実行する」が当たり前になりました。○○に行く、などは予定に直接書いたり、欲しいものはすぐに買うようになったので、具体的な項目は足し算のワークから消えていきました。かわりに、「人と社会の役に立つ」、「本音で生きる」などの抽象的な項目が増えました。
自分の中で大切にしたいことや、アンテナを張っている内容を書くように変化しています。
わたしの○○リスト
自分軸手帳のフリーリストである「わたしの○○リスト」。
他のワークとは異なり、自分で枠を作るためのページです。
自分軸手帳にはもともと4ページ用意されていますが、私はPDFを印刷して手帳に貼り付けています。現在12ページ目です。
たとえば…
- 手に入れた習慣リスト
- 思考の棚
- 夫婦会議の記録
- ブログ記事のアイデアストック
- 2022年 形にしたもの(月ごと)
- 2022年 形にしたもの(テーマごと)
- スキ100リスト
- キライ100リスト
やりたいことは、手帳に書いておく
わたしの使っている自分軸手帳には、9種類のワークがあります。
資源を見える化するワーク
時間:24時間の棚卸しワーク
お金:お金の見える化ワーク
意志力:引き算のワーク
自分軸を見つけるワーク
ありたい姿:足し算のワーク
強み・弱み:自分のトリセツ
リセットボタン:ご機嫌発掘リスト
幸せ:感謝のリスト
能力・スキル:行動を生む!学びリスト
ワクワク:わたしの○○リスト
私の○○リスト以外は、手帳に用意された思考の枠。
そのまま使うもよし、自分ごのみにアレンジするもよし。
手帳はツールに過ぎません。
目的は自分軸のある主体的な人生を楽しむこと。
好きなように、使いやすいように使って、手帳を楽しんでいただけたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
思考の枠として手帳を使ってみようかな、なんて思っていただけたらうれしいです。
\自分軸を育てる、仲間と育てる/