手帳

手帳の枠と「守破離」~頭が散らかりやすい私の心をととのえる秘密~

ようこ
ようこ
考え始めたら脳内同時多発会議!考え込みやすいしトコトン突き詰めるのが大好き。頭の中は常に散らかり放題。考えても考えても前に進んでいない気がする

手帳を使うと気持ちや考えが整う秘密は、手帳という「枠」にあり…?!

私のストレングスファインダーの上位資質は、内省、学習欲、収集心、目標志向、最上志向

放っておくと脳内は考え事の嵐、典型的な「内省さん」です。
内省・学習欲・最上志向という溜めこむコンボの上位資質を持っているため、考え始めたら止まりません。
脳内はいつも同時多発会議ですが、会議はちらかし放題です。

  • 色々な気持ちや考えが頭の中に渦巻くのに、思考があちこちに行ってしまう
  • 考えても考えても前に進んでいない気がする
  • 考えるのに疲れて気づいたらスマホでダラダラしている
ようこ
ようこ
そんな私が、手帳を思考の枠として使うことで心が整うようになりました。どなたかのお役に立てば幸いです

守破離とは

守破離とは…

剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

出典:goo辞書

手帳って、思考の枠であり守破離で捉えるととても心が整うなぁ、と最近言葉になりました。

ようこ
ようこ
ビジネスや思考のフレームワークと同じですね

きっかけ

ようこ
ようこ
きっかけは、自分軸手帳のユーザーさんとの会話でした

 

私が作っている自分軸手帳には、9つのワークがあります。
自分軸を見つけて育てるためのものですが、これがなぜ大事かというと…

  • ワークという枠が、考えるための取っ掛かりになる
  • 目の前の手帳に、自分が手書きしたものが残る

自分軸とは?自分の人生の目標は?
そんな大きな話を、頭の中でゼロベースで考え始めると、禅問答のようになってしまう。
ふわふわと広がりながら散らかる頭の中を収束させるのは、とても難しいものです。

ようこ
ようこ
私はたくさんちらかして終わった無数の経験が…あります…

そしてこのワークという思考の枠は、「守破離」という段階別のアプローチで考えると、とても整理しやすいなあと思っています。

自分軸手帳の守破離

では、自分軸手帳で守破離を考えてみると…

自分軸手帳に用意されたワークを、まずはそのまま書いてみること。
ワークの問いに順番に答えることで、考えがあちこちに行かず、まとまります。
また、ワークという枠=制約があることで、考えやすくなります。

ようこ
ようこ
「なんでも自由に考えて」と言われると止まってしまうけれど、「昨日の1日について思い出して書いてみて」なら取り掛かりやすい!

ワークは、時間やお金、意志力という9つの切り口で、あなたの自分軸を見つけるためのもの。
自分軸を構成する要素を敢えて分解して、少しずつ考えていくことで、思考がちらかることなく少しずつ自分軸が見えてきます。

 

ワークを書くことに慣れてくると、自分の思考がワークの枠を超えてきます
特に、同じワークに2度目に取り組むと、自分の中で特に考えたいポイントが出てきたり、自分軸手帳のワークとは違う角度から人生を眺めたくなってきたりします。

自分軸手帳のワークは、あくまで自分軸を見つけるための手段のひとつ。
内容をカスタマイズしてもいいし、別の紙に大きく書いてもいいし、Excelなどデジタルに飛び出しても、なんでもよいのです。

さらに、自分軸手帳には、時間やお金、意志力と言う自分軸を構成する要素のワークがありますが、「わたしの〇〇リスト」というフリーリストもあります。
自分軸手帳のワークを飛び出して、自分にとって大切なことを考えたい・記録したくなったら、おすすめです。

手帳のワークで思考の取っ掛かりをつかみ、ワークという枠をこえて自分の軸を育てていく。
そして、手帳がなくても思考できるようになれば、そもそも自分軸手帳のワークは必要なくなります。

自分軸手帳は、ワークや毎月の目標と振り返りという枠はありますが、基本的にはとても余白が多く自由度の高い手帳
使う人が「守破離」どの使い方をしたい場合にも、受け止めてくれる懐の深さがあるなと感じています。

守破離の効果

手帳の枠と守破離の効果は、頭の中が散らからないこと。
まず考えて行動しやすく、そして考えを発展させやすいことです。

毎日があっという間に過ぎるのに、何もできていない気がする
他の人は充実しているように見えて、羨ましい。まぶしい
「やるべきこと、やったほうがいいこと」が押し寄せてきて、自分の本当の望みなんて、わからない

そんな風に感じる中で、

「自分はこれ」と言えるものが欲しい
自分軸のある主体的な人生を楽しみたい

と望まれるのであれば、まずはワークという枠が考えるきっかけになります。

「なに食べたい?」より「中華で何食べたい?」の方が答えやすい
白紙の自由は意外と扱いづらいのです。

制約は行動を生む。
だからまずは守破離の守からはじめてみて、
自分の心の声が聞こえるようになってきたら、破、離と進まれるとよいと思います。

番外編

私は、自分軸手帳2年目。
1年目はワークを素直に書きましたが、2年目は少しずつ守から破へと変化が起きています。

足し算のワーク

やりたいこと、欲しいものを100個書くワーク。
自分の心の奥底に眠る願望を見つけ、実行する力をつけるワークです。

1年目は、○○に行く、△△を買う、など具体的な項目が多く、その分達成した数も多くなりました。やりたいと思ったことができた喜びを感じたり、自分ってこういうことが望みなんだ、と自分を理解することができました。

2年目は、「やりたいことを実行する」が当たり前になりました。○○に行く、などは予定に直接書いたり、欲しいものはすぐに買うようになったので、具体的な項目は足し算のワークから消えていきました。かわりに、「人と社会の役に立つ」、「本音で生きる」などの抽象的な項目が増えました
自分の中で大切にしたいことや、アンテナを張っている内容を書くように変化しています。

わたしの○○リスト

自分軸手帳のフリーリストである「わたしの○○リスト」。
他のワークとは異なり、自分で枠を作るためのページです。
自分軸手帳にはもともと4ページ用意されていますが、私はPDFを印刷して手帳に貼り付けています。現在12ページ目です。

たとえば…

  • 手に入れた習慣リスト
  • 思考の棚
  • 夫婦会議の記録
  • ブログ記事のアイデアストック
  • 2022年 形にしたもの(月ごと)
  • 2022年 形にしたもの(テーマごと)
  • スキ100リスト
  • キライ100リスト

 

やりたいことは、手帳に書いておく

わたしの使っている自分軸手帳には、9種類のワークがあります。

資源を見える化するワーク
時間:24時間の棚卸しワーク
お金:お金の見える化ワーク
意志力:引き算のワーク

自分軸を見つけるワーク
ありたい姿:足し算のワーク
強み・弱み:自分のトリセツ
リセットボタン:ご機嫌発掘リスト
幸せ:感謝のリスト
能力・スキル:行動を生む!学びリスト
ワクワク:わたしの○○リスト

私の○○リスト以外は、手帳に用意された思考の枠。
そのまま使うもよし、自分ごのみにアレンジするもよし。

手帳はツールに過ぎません。
目的は自分軸のある主体的な人生を楽しむこと。
好きなように、使いやすいように使って、手帳を楽しんでいただけたらと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

思考の枠として手帳を使ってみようかな、なんて思っていただけたらうれしいです。

 

\自分軸を育てる、仲間と育てる/

ようこ
ようこ
手帳術や思考整理、Twitter @Yoko_and_note でもつぶやいています!